【質問】
あるタスクでExcelに変更を加え、ファイルシステムトリガーが監視するフォルダへ「別名で保存」をする処理をした結果、特にエラーにはならないがトリガーが起動しなかった。
ファイルシステムトリガーの設定には、前提条件「ファイルが追加された時」、フィルター「含めるマスク」を「*.xlsx」、「除外するマスク」を「~*」と設定。
トリガーを起動させるには何を変更すればよいだろうか。
なお、手動でExcelファイルを対象フォルダへ配置した場合はトリガーが起動する。
【回答】
「Excel - 閉じる」アクションで別名保存した場合、一時ファイルがリネームされ、実体ファイル(.xlsx)として作成されます。
そのため、「追加」されたのは一時ファイル(拡張子なし)であり、そのファイルがリネームされる形でxlsxファイルが作成されているため、「*.xlsx」が「追加」される条件に該当せずトリガーが起動しなかった可能性があります。
そこで、対象のフォルダへ配置する方法として、タスクで変更を加えたExcelファイルを、
「ファイルシステム- コピー」アクションまたは、「ファイルシステム- 移動」アクション を使用して、対象のフォルダへ配置します。
上記方法により、一時ファイルのリネームを経由することなく実体ファイル(.xlsx)を対象のフォルダへ配置するため、トリガーを起動させることができます。
※トリガー条件の変更はありません。