導入事例 海外ミニ事例|シカゴの建設用照明器具メーカー、JD EdwardsとWindowsアプリケーションを連携させる自動化スケジュールをAutoMateで開発

Focal Point Lights
業種:建設用照明器具の製造・販売・工事など
本社:米イリノイ州シカゴ
https://www.focalpointlights.com

◎AutoMate導入前の問題・課題

シカゴを拠点とする建築照明メーカーのFocal Pointでは、IBM i上にJD Edwards EnterpriseOneを配置し、周辺の多数のWindowsサーバー上にVBや.Netで構築したさまざまなシステムを置く構成で、長年にわたって業務アプリケーションを稼働させてきました。

しかし、プラットフォームをまたぐシステム間の連携があまりよくなく、処理が集中する月末にはトラブルが頻発する問題を抱えていました。

この問題の解決策として同社のシステム担当者は、プラットフォーム間のワークロードの自動化するツールが有効なのではないかと考えていました。

◎AutoMate導入の経緯

そこで目を付けたのが、AutoMateです。同社のシステム担当者が、HelpSystemsの製品を以前利用したことがあり、HelpSystems製品のよさを経験していたからです。

HelpSystemsからAutoMateの提案を受けたとき、AutoMateによって構築するジョブ・スケジューリングで問題の解決が図れるだろうと考え、テストしてみることにしました。

すると、マニュアルと説明ビデオを見て、電話で簡単なサポートを受けただけで、ジョブ・スケジューリングのためのプログラムを作成することができました。

◎AutoMateの活用

AutoMateによる自動化スケジュールを実装して以来、月末のバッチジョブやイベント駆動型のシステム間のジョブは、同社のシステム担当者にとってストレス要因ではなくなりました。

また、IBM iや分散サーバー上でさまざまなシステムを稼働させている同社では、システム間の自動連携は、ビジネスをスピーディに進めるための重要な要素です。

そしてそこに、AutoMateを適用できることを、同社のシステム担当者は理解しています。

「JD Edwards EnterpriseOneにも独自のスケジューラがありますが、AutoMateで作成するスケジューリング・プログラムのほうが、きめ細かく作れるので、はるかに使いやすいと感じています」と、同社の担当者は言います。

◎感想・評価・効果

AutoMateは自動化スケジュールほかに、プログラムの稼働監視やログ監視にも活用しています。これにより、システム担当者の負荷は大きく軽減されています。

また、AutoMateで作成した自動スケジュール・プログラムによって、失敗したジョブに関するアラートを受信し、ログを保持することができます。この機能は、同社のビジネスプロセスを安定させるのに役立っています。

「これらの機能によって、1日2~3時間の作業短縮が可能になっています。ジョブのプロセスを常に監視しているわけにはいかないので、作業時間の短縮だけでなく、心理的な負担が軽減され、そのほかの仕事に余裕をもってあたることができるようになっています」と、同社の担当者は感想を語っています。