野良ロボットの厳密な管理とロボット運用の最適化が求められる背景・理由
業務部門によるロボットの作成(業務の自動化)を推進している会社では、AutoMateによる作成がスムーズにいくためにロボットがどんどん誕生し、業務の効率化が進められていく傾向があります。
このこと自体は非常に素晴らしい傾向ですが、それだけではなく、問題が起こる場合もあります。たとえば、次のような場合です。
・ロボットが基幹システムに限度を超えるアクセスをし大きな負荷を与えたために、基幹システム上の他のプログラムのパフォーマンスが著しく低下した。
・ロボットの処理手順を開発担当者しか把握していないために、担当者の不在や欠勤のときにロボットがトラブルを起こし停止すると、すぐに対処できない。
・ロボットがコンプライアンスに合致しない処理を行っているが、ブラックボックス化しているために迅速な修正を行えない。
企業内で幅広くロボットを普及させるには、正しい手順でロボットを作成することや、開発や運用で属人化やブラックボックス化を避けること、そしてロボットを稼働させた後の監視や、トラブルを起こして停止した時の対応策・代替措置の準備が必要になります。
ロボットをたくさん稼動させているお客様の間では、ロボットの作成前に業務の可視化・分析を行って自動化の手順の最適化を図ったり、導入後に稼働状況の監視・把握して野良ロボットの蔓延を抑制する企業が増えています。
そしてBPA1は、そうしたニーズに合致するツールです。
BPA1の機能とソリューション
BPA1は、大きく3つの機能を備えています。
①業務フローの可視化・分析
②ロボットライフサイクルの管理
③ロボットの稼働状況のモニタリング
「①業務フローの可視化・分析」では、現在の業務フローを可視化・分析し、RPA化の候補となる作業の検討と効果分析を支援します。これにより、RPA導入による効果を推定することができます。
「②ロボットライフサイクルの管理」は、ロボット/タスクの導入起案から開発、テスト、稼働、変更、削除までの全工程で承認プロセスを設けることができます。これにより、システム部門が関知しない野良ロボットの作成を未然に防ぐことができます。
「③ロボットの稼働状況のモニタリング」は、AutoMateのデスクトップ版ロボットの稼働状況を一元的に管理できます。なお、AutoMateのサーバー版「AutoMate Enterprise Server」には、ロボットの稼働監視機能が標準で備わっています。
BPA1を利用するメリット
(1)RPA導入前から稼働後まで一貫した統合管理が行える
BPA1は、導入以前の業務フローの可視化・分析から稼働後の監視まで、ロボットのライフサイクルを一元的かつ統合的に管理でき、開発・運用管理が大幅に効率化できます。
(2)野良ロボットの増加を防ぎ抑制できる
ロボットが全社規模で普及した段階での課題は、多数のロボットがスムーズに稼働することですが、その円滑な運用を乱し管理の負荷を深刻なレベルまで高めるのが、野良ロボットです。BPA1は、野良ロボットの作成・増加を抑制する機能を備えています。
こんな方にオススメ!
・多数のロボットを統合的に管理したいお客様
・野良ロボットの作成・増加に悩んでおられるお客様
・・・・・・・・
AutoMateソリューションガイド CONTENTS
・Web-EDI自動化 ◎データの取得から保存まで、Web-EDI操作を自動化
・Webデータベース連携 ◎顧客情報・案件情報・・・Excelの多様なデータを一元管理
・音声データ連携 ◎日報や会議の発言・・・音声を認識してシステム連携・データ保存
・IT資産管理 ◎IT資産管理ツールを補完し、自動化や管理を強化・拡充
・名刺データ/コンタクト履歴管理 ◎日報からデータを自動抽出し名刺管理システムへ移行・保存
・RPAロボット管理 ◎ロボットのライフサイクル/稼働状況を管理、野良ロボットを抑制
・帳票振り分け管理 ◎AI画像認識ソリューションと連携し、紙帳票の自動振り分けを実現
・AI OCR連携 ◎FAXやメール受信の受発注データなどをAI OCRで読み取り、基幹システム連携