音声データの活用が注目される理由・背景
ここ数年、音声(音響)分析技術や言語解析技術が飛躍的な進展によって、音声が企業システムの重要なインターフェースになりつつあります。そして音声認識技術を活用したさまざまなツール/サービスが登場し、既存の業務の改善や新しい製品・サービスの開発がさかんに行われています。
営業後の報告書の作成や作業日報の作成、会議後の議事録の作成などは大変な労力を必要としていることは言うまでもありませんが、そうしたビジネスシーンに音声認識ソリューションの適用が進められているのです。
たとえば、営業後にマイクに向かって顧客への営業内容を語ると、音声認識ツール/サービスはそれを分析・解析し、意味の通るテキストデータに変換します。また、複数の人が参加する会議でも、参加者個々の発言を音声認識ツール/サービスが判別し、会議体のテキストデータに変換することが可能です。
ただし、音声データをテキストデータに変換しただけでは用途が限られます。また、オフィスツールなどで加工するにしても、人手を介した作業が必要になります。
そこで音声認識ツール/サービスとともに注目を集めているのが、AutoMateとの連携です。AutoMateと連携すれば、テキスト変換された音声データの活用範囲が大きく広がるからです。
AutoMateによる音声データ連携の仕組み
音声認識ツール/サービスとAutoMateとの連携の仕組みは、非常にシンプルです。音声認識ツール/サービスによって、音声データがテキストデータに変換され指定のフォルダに追加されると、AutoMateはそれを認識し、タスクを起動します。
AutoMateの場合、タスクの種類はいろいろ設定可能です。たとえば、在庫確認のデータを受け取ると、在庫管理システムを起動して商品検索ページを開き、データを投入して在庫結果を表示するアプリケーションと連携したり、あるいは、電話番号から顧客管理システムを起動し。電話番号に該当する顧客の情報を表示させるコールセンターアプリケーションと連動させることもできます。
音声データ連携でAutoMateを利用するメリット
(1)音声データ連携の設定が非常に簡単
音声認識ツールとAutoMateとの連携は、AutoMateが備える多様なトリガー機能ツールを使って簡単に行えます。たとえば、指定したフォルダ―にテキスト変換された音声データが追加されたら、「ファイルシステムトリがー」を使うことによって、さまざまなタスクを起動することができます。また、音声認識ツールがもつAPI機能を使う連携も容易です。
(2)テキスト化された音声データを多様な用途に使える
音声データがテキストデータに変換されたら、その後の処理は「何でも可能」です。テキストデータの処理はAutoMateの得意中の得意で、特定のデータを取り出して指定のフォルダ―に保存したり、ある特定の言葉によりタスクを起動することも可能です。音声をテキストにする音声認識ソリューションは、AutoMateとの組み合わせより、さらに幅広い活用が可能になります。
こんな方にオススメ!
・現場作業を両手をあけてハンズフリーで行いたいお客様
・営業報告など作業後のデータ入力を楽に行いたいお客様
・会議や打ち合わせの議事録作成で困っているお客様
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AutoMateソリューションガイド CONTENTS
・Web-EDI自動化 ◎データの取得から保存まで、Web-EDI操作を自動化
・Webデータベース連携 ◎顧客情報・案件情報・・・Excelの多様なデータを一元管理
・音声データ連携 ◎日報や会議の発言・・・音声を認識してシステム連携・データ保存
・IT資産管理 ◎IT資産管理ツールを補完し、自動化や管理を強化・拡充
・名刺データ/コンタクト履歴管理 ◎日報からデータを自動抽出し名刺管理システムへ移行・保存
・RPAロボット管理 ◎ロボットのライフサイクル/稼働状況を管理、野良ロボットを抑制
・帳票振り分け管理 ◎AI画像認識ソリューションと連携し、紙帳票の自動振り分けを実現
・AI OCR連携 ◎FAXやメール受信の受発注データなどをAI OCRで読み取り、基幹システム連携